TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

安くて良いもの

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 このブログは、東大阪で塾を開いているSakura塾の塾長のものです。彼は前の職場の後輩で、若い割にはなかなか骨があり、筋も通っている将来有望な先生なのです。このブログ内容もなかなか辛口ではあるのですが、本質を見事についており、業界の人間からすると痛快で、そうじゃない人でも結構楽しめる記事も多くあります。

 

 ということで、このブログの記事ですが、Sakura塾の塾長のご指摘の通りですね。誰でも、安くて良いものが手に入れたいと思っています。特に教育費というのは家計の大きな部分を占めます。なるべく安くあげたいのは当然のことでしょう。でも、教育は違いますよね。物で解決しないですから。常に人が介在しないことには成り立たないのです。特に小学生や中学生にはちゃんとした先生がそばに必要なのです。

 塾の先生はもちろん教えるのことが上手くないと話しになりません。しかしそれだけではダメです。扱いの難しい小中学生を上手く受け止め導く力量が求められます。多少教えることがうまくても、わがままな生徒を指導しきれない先生もいますし、人間性に問題がある先生もいます。そんな先生にあたると伸び悩んだりすることはよくあります。先生とトラブルを起こすこともあるでしょう。安い塾は安い労働力で運営しています。研修もほとんどなく授業をしているところも多いでしょうね。難しい子供をしっかりと指導できる先生は皆無といっていいでしょうね。ちなみに、実際にある塾の求人広告には、「未経験でも大丈夫」とか書いてるものがあります。大丈夫?そんなわけないでしょう。

 教育や医療は安くて良いものを追求するのはかなり難しいですね。もちろん全否定はしません。そういうところもあるでしょう。しかし、注意深く物事を見て慎重に選択したいものですね。