TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

教えるために役職や肩書きはいらない

 生徒側からすると先生の役職や肩書は関係ない。その先生が教えることが上手なのかどうか、自分の成績を上げてくれるのかどうか、自分に合うのかどうかといったことが大事なところだ。生徒によっては、楽しさなんかも気にする者はいるだろう。教える上で役職や肩書なんてどうでもいいことである。もちろん、大きい塾で役職がある先生はそれなりの経験もあるのだから、授業も上手で立派な先生もいるだろうが、それは絶対的なものではない。前に努めていた塾でもそうだったが、役職を持っていてもいまいちな先生はいたし、寧ろ先生より管理職が向いていると思える人もいた。(それでも前の塾は教務レベルが異常に高かったのですが)

 さて、この役職をやたらと生徒に言いたがる先生がいる。教室長、校長、〇〇主任、〇〇責任者、〇〇リーダー…まあいろんな役職があるのだが、なんと自分からその役職を自慢げに生徒に語っているのである。そして、生徒からの尊敬を集めようとしているのだ。そしてやっぱり、「エラそう」なのである。この手の人間はもちろん権威主義で上には弱く下にはめっぽう強い。生徒に対しても自分より下の立場の先生に対してもたいへん傲慢な態度を取る。それはもうお見事なレベルである。しかし、こんな様子が頻繁にあるのだから、生徒は大変だ。小学生なら騙せても中学生は無理だ。当然その先生の人間性に対して不信の念を抱く。するとだんだん言うことを聞かなくなる。言うことを聞かなくなる生徒が出てくるとクラスは徐々に崩壊する。というこである。

 ちなみに、私は役職とかを生徒に言うのは大嫌いなので、前の塾でも(さすがに校長のときは認識してくれていたが)生徒はよく分かっていなかった。それでも、当然教える上で不便ではないし問題もなかった。それでいいのだ。

 

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