TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

良いテキスト発見

 塾用のテキストは質が高く、いいものが多いが完璧ではない。経験の浅い不慣れな先生であれば、パーフェクトに見えるテキストが、熟練度の高い先生や、こだわりの強い先生からみると実は物足りない部分がある。もちろん、そんな先生は何でも使いこなせるが、自分のやり方とあわない単元は補助プリントを大量に出すことになる。というわけで、私も自分のやり方にあったテキストを探しているのだが、なかなか出会わない。ある単元で満足できても、別の単元では納得できない、といったことが頻繁にある。

 そんな中、お世話になっている教材業者が送ってくれたテキストを見ていると、個性的なテキストと出会った。レベルは標準だが、単元の構成がいい感じである。たとえば、「間接疑問文」のみで単元構成されている点だ。普通は、「いろいろな疑問文」という括りで、「付加疑問文」、「否定疑問文」、「間接疑問文」の3つをまとめてある。これが使いにくいのである。否定疑問も大事だが、正直、時間を割くところではない。また、この3単元がバランスよく構成されているが、間接疑問文が一番大事で頻度が高い。きっちりと学習したい単元なのに問題数が少ない。他にも見ていると、このテキストには「文型」という名の単元もない。SVOOとSVOCで構成されている。見事である。(できれば、SVOとSVOOでページをまとめて欲しいが…)中学生に文型の授業をするのは大変である。ましてや5文型を説明しようもんなら、何時間あっても足りない。とにかく、実用的なテキストである。思い切って変えてみるかな。でも、テキストを変えるのは勇気がいる。しばらく、悩むことにする。でも、個人塾はこの点はたいへん気楽だし、簡単である。変えたければ、変えればいいのである。でも、大きな塾ではテキストを変えることなど簡単にはできない。特に現場の先生にその権限は全くない。だから、生徒の学力に合わない教材やテキストを使い続けなければならないといったことも起りうる。

 

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