TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

プレゼントに電子辞書

昨日、中1の生徒との会話。

「先生、塾に電子辞書を持ってきてもいいですか?」

「いいよ。どうしたの?」

「クリスマスプレゼントに親から電子辞書をもらいまいた。」

「そうか、それはよかったね。」

 

 何という良い親だろうか。素晴らしいとしか言いようがない。ゲームソフトを期待していた子供にとっては、なんとも複雑な思いがあるだろう。電子辞書はゲームソフトとは対極的な存在である。その魅力を理解するためには、彼ももう少し成熟しないといけないだろう。まあ、その前に親の気持ちを正しく受け止めるべきである。中1の生徒には難しいと思うが。

 

 さて、言うまでもなく電子辞書は便利である。何と言っても、気軽にスピーディに欲しい情報にありつけるのだから、学習効率が大変良い。ネットはとは違い情報の信頼度に心配もない。自分たちが学生のときにあったらなあ…とつくづく思う。

 

 また、子どもに対して「電子辞書が良いか、それとも本の辞書が良いか」の議論はよく耳にするが、電子辞書で良いと思う。とにかく便利だし効率が良いし、今の子供には適しているだろう。辞書に対する抵抗がなくスムーズに学習が進むのであればそれなりの意義がある。しかし、本の辞書が引けなくなるのは困りものである。本の辞書の引き方や使い方は必ず学んでおくべきだろう。そして、理想は両方を使いこなすことである。本の辞書にも魅力やメリットはある。両方を使いこなすことでどちらの魅力も理解できるし、見識が深まるはずである。

 

 私は普段どちらの辞書も頻繁に使っている。同じ言葉を引き比べることも多い。あるいは納得いく解説を求めていろんな辞書を引きまくることもある。(広辞苑の解説が物足りないと思うことが多い。やっぱり新明解かな)暇なときには辞書を読む。辞書を読むって変に思われる人もいるだろうが、結構面白い。ついつい夢中になるもんです。

 

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