TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

今日の小学生総合の授業

今日の小学生総合は国語系の授業をした。語彙力の増強を意識した授業である。

中学生を見ていて、気になるのが語彙力の低さ。どの先生も感じておられると思う。

小学生から様々な語彙や表現に触れ、少しずつ身につけて欲しいと思う。1年または2年、それを意識して学習を続ければ、中学生になる頃には、まずまずのレベルに到達する。まあ、そんなことを信じていろんなことを教えている。今日は「慣用表現」や「具体と抽象の言い換え表現」、そして「古典」である。短い時間にいろいろ学習した。

 

 去年からずっと取り組んでいるのが名文の暗唱。最近は「奥の細道」と「平家物語」の冒頭部分の暗唱に力を入れている。「平家物語」はリズムのいい文章なので結構覚えやすい。「奥の細道」は少し読みずらく覚えにくいようだ。当然だが読みやすい文章はスピードにも乗りやすく暗唱しやすい。さらに、論語や和歌などにも触れた。難しいと言えば難しのだが、先生が難しがっていては生徒はついてこないし、難しいことをさりげなく教え込むことが大事である。生徒は夢中になり音読しているし、かなり楽しそうである。そんなもんである。まあ、今すぐ使えることではないが、きっと数年後に生きてくるだろう。目先のテストばかりを意識した学習ではつまらない。

 次回は「平家物語」の暗唱テストをする。もうすでに覚えている生徒もいるが、次回の授業が楽しみだ。