TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

小6に筆記体を教えた②

 今日は、小文字をつなぐ練習から単語とつづるところまで進めた。abとかefなどは比較的書きやすいが、bi,bo,brのようなパターンが難しい。bの終わりの高さと次の文字の書き出しの高さが異なるのが難点である。どうしてもバランスを崩してしまって失敗するのである。特にbiはiが大きくなりすぎたりして、なかなか上手くつづれない。しかし、こんなことをきっちりと意識して練習すれば、上達は早い。

 

 

 それにしても、慣れない生徒たちは驚くほど力が入っている。そのせいで指先を痛がっていた。字を書いて指先が痛いという経験もある意味大事だと思う。昔の子供たちはペンダコを作っていたもんだ。今の子供は知りさえしない。

 

 さて、当然なのだが、一番上手に書ける生徒はスピードも速い。形を覚えているのである。覚えてしまうと速く書けるのは当然のことだ。それにしても美しい筆記体を速く書いている様子は見ているだけでも気持ちがいいものだ。一番うまい生徒は早くも本当にいいレベルに到達している。

 そしてこの最も上手な生徒の発言が面白い。desk book chair bird fox…などを練習させたが、その時の彼の発言が「foxって格好いい」である。どうやら筆記体のfoxの字面が恰好いいと感じているのである。文字の形に格好よさを感じるとはなかなかである。

 

まあ、こんな感じで今日はやってましたが、授業はあっという間に終わりました。

次回はテストをします。しっかり覚えて来いよ。