TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

カタカナ語がパンデミック

 WHOのパンデミック宣言があってしばらく経ちました。一向に収まる気配を見せない新型コロナウイルスですが、もう一つの問題があるのです。それはカタカナの専門用語の氾濫です。新聞やテレビで報道されますが、なじみのないカタカナ語がたくさん出てくるのです。日本語に根付いた外来語なら別に構わないですが、全然身近でもない専門用語が氾濫し、もはやパンデミック状態なのですよ。何を意味するのかが、たいへんわかりにくいのですよ。これに関しては、おそらく、多くの人がもやもやしていることでしょう。その中でも気になるというか腹が立つのが、クラスター、オーバーシュート、ロックダウンの3つでしょうか。クラスターは別のことろでも用いられるので(クラスター爆弾)聞いたことがありますが、他は聞かないですよね。

問題の3語は次のような意味で使われています。

クラスター   :感染者集団

・オーバーシュート:爆発的な患者増加

・ロックダウン  :封鎖

 どう考えても漢字の方が分かりやすいですよね。「ロックダウン」の場合は、使えば文字数が増えるだけですから、何の意味もないのですよ。どうしてこんなにわかりにくい言葉を使うのかは本当に謎です。専門家は研究あ本職ですから一般大衆に伝える気はありません。だから平気で自分達しか分からない専門用語を躊躇なく使うのでしょう。しかし、マスコミは伝えることが仕事ですから、言葉は慎重に選ぶべきでしょう。教養レベルが本当に様々ですから平易な言葉で確実に伝えるべきなのですよ。しかし、そんな気はないようです。伝える気が全くないのですよ。だから、平気でわかりにくい言葉を躊躇なく使い、いや、下手するとわざとわかりにくさを狙ってるかもしれないのです。マスコミはマスごみとよく揶揄されますが、それも当然でしょうね。

 しかし、わからないと文句ばかり言っていても仕方がありません。わからなければ調べればいいのです。勉強すればいいのですよ。分からないことに危機感を覚えないといけません。そうしないとマスコミも政府もどんどんこの手法で巻き込んできますからね。と、最近、よく思います。

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