TETSU JUKU

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入試に強いタイプとは

入試に強い生徒とはどんなタイプか?

 それは「いろいろな形式の問題をたくさん解いている生徒」です。いろいろな形式の問題を解いておけば、入試本番で、どんな問題が出されても迷わず対応できます。大切なことは初見の問題形式をできるだけ減らしておくことなです。教科や問題にもよりますが、初見では異常に難しく感じる問題が、二回目以降は何でもない平易な問題になっていることが結構あります。ですから、いろいろな問題形式を経験しておくことは極めて重要なのです。

 そして、もう一つのメリットは、いろいろな形式の問題を解くことで理解や認識が更に深まるということです。単純な例を挙げますと「大化の改新」と答える問題であれば、歴史が苦手な生徒でもなんとなくできるのですが、「大化の改新を説明しなさい」という設問であれば曖昧な知識では無理なわけで、ごまかしは利きません。「深い理解と認識」を求められるのです。この問題を経験しておくだけで、大化の改新の認識はそれまでと全く違う深いものになるのです。ですから、いろいろな問題を数多く経験することが重要というわけです。

 入試直前(12月以降)は自分が受ける高校の赤本(過去問)を中心に学習するのですが、過去問一辺倒になってしまうと、いろいろな形式を経験することができなくなります。その結果ほんの少しの入試問題の変化に戸惑ってしまい大失敗をしてしまう危険性があるのです。

 受験生の中には、傾向と違う問題や直接関係ない勉強を極力避けようとする生徒がかなりいます。無駄を省きより効率的に勉強を進めようとする姿勢は素晴らしいのですが、基本的に学習内容(何難易度に関してはあります)に無駄なものはほとんどありません。すべて繋がりを持っていますからね。無駄があるのはどちらかというと学習方法にありますから、改善すべきは方法なのです。

直前はどうして焦ってしまいがちですが、冷静に大きな視点で勉強をとらえておきたいものです。

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