TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

おかんが怖いのは健全

 生徒たちに怖いものは何かと尋ねるとほとんどの生徒が「おばけ・幽霊」と答えてくれるのは大変かわいいのだが、中には「俺は、おばけなんか怖くない、俺が怖いのは、おかん」と答えた中2の男子がいた。クラスは爆笑していたが、その時の男子の表情は真剣そのもので、冗談ではなく本当に怖れていることがよくわかった。なかなかおもしろかった。やはり怖い人がいるというのは大事なことだ。中高生は怖い人がいないと歯止めがきかない。もちろん生徒にもよるが、驚くほど暴走するケースもある。父か母かどちらでよい、どちらかが怖いとたいがいうまくいく。両親が怖くなければ祖父母が怖いというのでもよい(実際、たまにありますが、あまり好ましくありません)。でも、両親とも怖いというのは子供にとってはしんどい。怖いのはどちらか一方でいい。一般的には母が怖くて、普段は優しい父がいざというときは驚くほど怖くなる家庭が多いと思われる。とにかく上手く役割を分担するといいのである。

 しかし、最近は両親がそろっていないケースもある、というか以前よりも多くなっている気もする。そうなるとなかなか難しい。一人で父親の役とお母親の役も両方こなすのは至難の業である(実際、うまくこなしておられる方はおられすが)。もし、一人で上手くできなくてもあきらめる必要はない。もう片方の役割を祖父母やおじ・おば、あるいは、先生に担当してもらえるといいと思う。別に身内でなくてもいい。信頼出来る人を見つけておくといいだろう。

 でも、おかんが怖いというのはある意味安心できる。私もつい最近はまではおかんは怖い存在だった。常に父が怖いと息がつまるような殺伐とした雰囲気があるのだが、母が怖い場合は、暖かさや愛情を感じるものである。だから、おかんが怖いというのは健全だと思う。しかし、四六時中口うるさいおかんはいけない。うるさすぎるのはいけないのだ。このへんの「さじ加減」ができるおかんは凄いのだ。

 ちなみに、小中学生に尊敬する人はだれかと尋ねると「母」と答える生徒が最も多い。何やかんや言ってもおかんはすごいのだ。

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