TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

天気予報は相当な教養番組

理科で「天気」の単元を学習していると、

シベリア気団」「小笠原気団」「梅雨前線」「西高東低」「高気圧」「低気圧」「移動性高気圧」「季節風」「ヘクトパスカル」…こういう用語がたくさん出てくるのですが、これって全部天気予報で言っていますよね。天気予報を見ていると必ず言っている言葉なのですよ。でも生徒は知らないのです。さすがに「高気圧」「低気圧」程度は分かってますが、「西高東低」などは知らない生徒は非常に多くなります。理科の授業で初めて聞いたという生徒もけっこういます。そういう生徒に天気予報を見ているかどうかを尋ねると、決まって「見ていない」あるいは、「明日の天気のことしか聞かない」と答えるのです。もったいないですよね。ちゃんと話を聞いていればある程度のことはわかりますし、天気予報を見ることで下地を作れますから、理科の「天気」の授業も随分と楽になるわけですよ。

 

 さらには、天気予報では、暦や季節に関する話題が非常に多く、二十四節気の解説があったり、季節を謳った和歌を紹介してくれたりもしますから、実は相当な教養番組なわけですよ。ですから、毎日も見る必要はないですが、毎週2回3回程度でいいので、きっちりと見ておけば相当な知識が身につくのですよね。こんな素晴らしい番組をちゃんと見ないとはなんて、これほど勿体ないことはないですよね。できれば、家族で一緒に見てもらうといいと思いますし、共通の話題にしてもらうといいでしょう。こういう日常生活での学び程大切なものはないのです。

 

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