TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

親子の会話は授業そのもの

 分かりやすことは大事なことですが、分かりやすいことばかりだと頭を使いませんからよくないですよね。最近は流行歌も簡単な歌詞の歌が多く、全然学びがないのが残念に思うのです。直接的で明快で何を考えるともなく自然に入ってくるような歌詞が多いですよね。(まあそれもいいのですが)ついつい辞書を手に取るような歌詞の歌もいいものですよ。

 

 大人の言葉遣いで子供の語彙力は決まります。それだけでなく大人のしゃべり方で思考をするようにもなるのです。ほんのちょっとしたことでも、考えるような問いかけや返答が好ましいように思います。そして、婉曲表現や比喩表現も会話に組み入れて会話そのものを楽しめるようになって欲しいのです。それができれば国語の土台を作れますから、語彙力不足で困ることもなく、婉曲表現に戸惑うこともなくなるでしょう。

 親子の日常の会話を少し変えるだけでの子供は反応します。上手くやれば楽しんでくれることでしょう。

 例えば、子供たちが幼い頃(幼稚園から小学校低学年)は、私は次のようやり取りをよくしましたね。

 

子供:今からどこに行くの?

 私:北の方へ

子供:北ってどっち?

 私:考えなさい

 そしてヒントを出して考えさせるのです。

 

 子供が大きくなってきたら(中学生くらい)、例えば方角は「戌亥の方」や「丑寅の方」などと言ってましたね。もう、これだけで立派な授業になるのですよ。一つ二つ程度ならすぐに覚えることができますしね。

 所要時間を尋ねれらたらわざと単位を「秒」で答えるのも面白いですね。15分ではなく900秒と言って、計算させるのです。こんなことを日常で頻繁にやっていると常に考えますし、いろんなことを学べるのです。何を意識させるのかは親が自由に考えればいいのです。

 最近は、車にテレビが普通についてますから、会話をせずにそれを見たり、ゲームをしている子供も多いとは思いますが、車に乗るときぐらいは、テレビもゲームもせずに親子の会話を楽しんでもらいたいものと思っています。机に向かって教科書でする勉強よりも学習効果が高い場合も多いですからね。子供と接するときは常に教育的な機会ということを心得ておきたいですね。

 

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