認知症の母は73歳なのですが、自分は70歳だと思っています。
母は「私も70になった…」と毎日のように言うのですが、
私は「70違うで、73やで」と言って訂正するのです。
すると
母は「満か?数えか?」と尋ねます。
私は「満やで」と言います。すると、
母は「えっ、あと7年したら80や」
こんなやり取りを約二ヵ月続けているのですが、少し前から変化が現れたのです。
母は「私は、70か、いや70幾つやったかな?」と、こんな風に言うようになってきました。さらに、最近は
母は「私は73か?」と言うようになりました。
少しずつではありますが、母に変化が現れ始めたのです。
認知症ということを考えれば凄いですよね。毎日反復した成果だと思います。
日頃、生徒たちに反復学習の大切さを説いていますが、その大切さを痛感しましたね。やはり、諦めずにコツコツと反復すればある程度の成果を上げることができるのですよ。認知症のお年寄りでもこれですから、子供ならいくらでも覚えることはできるのです。もちろん、個人差はありますけど、忍耐強く学習しなければと改めて思いました。
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