TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

ネット出願に切り替わることで様々なことを教育してやればいい

便利なネット出願

 最近はネット出願が増えており、たいへん便利になりつつあります。大学入試では完全にネット出願だけに移行したところもあるようですし、高校入試でもネット出願が年々増えています。たいへん便利でお手軽なので時間が短縮できますし、合否の発表もネット上で確認できるのでいいと思います。メリットは生徒・保護者だけではなく、中学の先生にもあり、願書の書き方を指導したり、願書がちゃんと書けているかのチェックするという作業から解放されるのですよ。中には授業時間を削ってまで願書指導をするといった中学もあるようですから、無駄な時間も省かれ授業を犠牲にするという本来あってはならないことも解消されうのですから、素晴らしいメリットがあるのですよ。しかし、全てネット上で済むわけではなく中学からの書類は郵送しなければなりません。保護者の中にはパソコンやネットが苦手である人も多いようですが、いろんなことが今後も電子化されていくでしょうから、入試を通して慣れておけばいいのです。だいたい、入力に不備やミスがあれば進みませんし、ミスの修正も楽ですからね。ミスするたびに新しい願書にする必要もないのですよ。

 まだ、完全にネット出願に移行したわけではないですから、現場では混乱や煩雑さが残るでしょうが、そのうち収束するでしょう。

ネット出願が気に入らない人がいるらしい

 さて、こんな便利なものが気に入らない人がいるらしいのですよ。それがなんと中学校の先生らしいですね。それもベテランの先生に多いようですね。実際に高校側にクレームをつけているようです。なんでも、ネットに移行することで「教育的機会の損失」を残念に思っている。というのが主張の中心のようですね。「なるほど、良いことをおっしゃる」と思う方もおられるでしょうね。そんなところにまで教育的な意義を求めるとはたいへんレベルの高い教育者だと思われる方もおられるでしょうね。でも、教育ってそういうものですかね。教育的機会など毎日学校にいるとゴロゴロしているわけで、今まで活用していた物がなくなれば、別の物ので教育すればいいだけの話しで、それどころかネット出願が導入されて、大きく変化する世の中のことやその意義をしっかりと教育してやる方が生徒のためになると思うのですけどね。方法が変わるだけで人権が侵害されるわけでもなく、主権が脅かされるわけでもないのですから、教育者なら大きく構えておいて欲しいものです。しかし、高校側にクレームまでつけるのですから、教育者としてはどうなんでしょうかね。ちょっとコントみたいで笑ってしまいます。このことを知れば、生徒・保護者も複雑でしょうね。もちろん、一部の学校、先生の話ですよ。全部がそんな学校・先生ばかりではありませんからね。

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