TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

英語よりも敬語の方が大事じゃないかな

 敬語を話せない大人は非常に多い。普段、営業マンの方と話をする機会は多いが、若い人はダメなケースが多い。訪れる営業マンの中にはとんでもない言葉遣いをしている人がいて、ひどい時には指導をしてやらないといけないこともある。下手すると「です」「ます」だけが敬語だと思っている節さえ感じることがある。ご存知敬語には「尊敬語」、「謙譲語」、「丁寧語」の三つあるが、特に、謙譲語になるとできない人が多い。謙譲語と言っても「申し上げる」「拝見する」「伺う」この程度。社会人ならこれくらいは自然に口から出て欲しい。

 しかし、ここで「なぜ?」と思う。敬語は日本語である。どうして日本語の一部である敬語が使えないのか…英語が使えない(話せない)日本人がよく問題視されるが、敬語が使えない方が問題ではないだろうか。今のところ英語を使えなくてもできる仕事は多い。いろんなケースがあるが、知らなくても支障がない職場も非常に多い、というかそういう会社の方が圧倒的だろう。しかし、敬語ができなくて恥をかくことは多いし、知性教養の低い人だと思われる。特に、営業担当なら仕事が取れない危険性さえ出てくる。もちろん、出世にも響くだろう。どれだけいい人でも社会人なのだから敬語が使えずに相手に不快な思いをさせるようでは、活躍はできない。

 敬語はある程度はビジネススキルな面がある。だから実際に社会に出てから学ぶことになっている。しかし、このレベルの敬語は義務教育でクリアするべきではないか。文科省は「生きる力を育む」と綺麗なことを言っているが、そこに敬語を含めないとダメだろう。また、義務教育に従事する先生は強く意識するできである。敬語はしっかりと教えるべきことである。社会人なってから学ぶことではない。そもそも社会人になっていなくても敬語は必要だし、大切である。

 英語とプログラミングと敬語どれが一番重要だろうか。敬語を徹底的に教えることができるだけもいろいろなことが変わると思う。

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