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斑状組織か等粒状組織かは漢字を見ればわかる

 漢字が得意なら漢字以外のことにも強くなれるのは言うまでもないことです。高度な学習を進めるうえで大事なのはたくさんの語彙はもちろん、漢字そのの理解になります。漢字が分かっていれば丸暗記にはならないですし、むしろ理解が深まることも珍しくないのです。

 例えば、中学の理科、地学分野では「火成岩」を学びます。そうすると必ず出てくるのが「斑状組織」「等粒状組織」という名称です。実際の組織のイラストを見てどちらか答える問題です。別に難しくはありません。特に説明をされなくても漢字の意味さえ分かれば問題ないのです。下図左側が「斑状組織」という名称で火山岩に見られます。下図右側が「等粒状組織」で深成岩に見られるのです。斑状の「斑」は「まだら」と読みますよね。まだら模様のまだらです。色の濃淡がところどころに交じっているとうことですから、左の図を見ればなるほどと思えるはずです。そして、右側の等粒状とうのは「等しい粒」が並んでいる様子です。厳密には等しい大きさではないですが、斑状組織と比べると結晶の大きさはそろっているのですよ。ですから、この漢字の意味をちゃんと考えればこの二つの名称を間違えることはあり得ないことなのです。しかし、残念ながら中3でも10%ほどの間違いがあるのです。

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他にも、化石の問題では

示準化石」と「示相化石」という用語も再頻出の問題ですが、正答率はそれほど高くありません。

 示準化石:地層が堆積した地質年代を指定するための化石

 示相化石:地層が堆積した当時の自然環境を推定たするための化石

これも漢字で考えてほいのですが、示相の「相」は様子という意味を持っています。日常的にも「手相」「人相」「世相」という言葉でなじみのある漢字なのです。ですから、自然環境の様子を知る手掛かりとなる化石とつなげればいいのですよ。示準の「準」はすこし難しいのですが、「標準」の「準」なのですよ。ですから、その時代の標準となる化石、その時代を代表する化石と考えるとしっくりきますね。まあ、両方とも完璧に理解できなくても片方を理解していれば間違えることはありません。

 ということですから、漢字の理解が正しくできればミスを勘違いを防げるといったレベルだけでなく深い理解につながるのですよね。ですから、より高度な勉強をしていくにはこの「漢字で考える」ということが何よりも大事です。そして、これは一朝一夕で身につくものではありません。時間をかけてじっくりと身につけたい力です。漢字をたくさん知っていてもこのように使えなければもったいないですよね。

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