「おれはインドア派!」
先日の授業で、小5のある生徒がこんなことを宣言したら、別の生徒も「おれもインドア派」と言い出した。外には出たくない外で遊びたくもない。ゲームをしていたいというのがその生徒の本音の部分だ。やはりこういう生徒が確実に増えている。今は我々の子供の頃と比べると、環境の違いは歴然である。だから簡単に外では遊べないのもわかっているが…。
さて、この「インドア派」が増えると教育は上手くはいかない。何を教えるにしても知らない、見たことがない、聞いたことがない…こんな状態で知識だけを授けようしても限界がある。ある程度日常生活に置ける観察や発見する経験があって学校の授業も機能する。予備知識も経験のゼロでは教えるのは困難を極める。短い授業時間で詰め込むようなことになりかねない。これでは将来科学者を目指すような生徒を育てることも無理であろう。文科省はより良い教育を行いたいのならのなら、こういう現状をしっかりと見たうえで取り組んで欲しいものだ。英語だプログラミングだと言ってる場合ではないのである。見栄えのいいうわべだけの方策でお茶を濁していてはいけないのだ。
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