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塾業界や教育業界の問題に迫ります。

映画から刺激を受けることも大事

 お盆の休み中も映画を何本も見ているが、単なる娯楽ではなく刺激にもなるし、勉強にもなるし、別世界、非日常的な世界を覗くには映画というのはちょうどいいと思う。70年代や80年代の映画を見ると懐かしいだけでなく、当時の文化がよくわかるし、当時は気づかなかったことに気づかされてくれるし、当時の価値観を客観的にとらえる良い機会になるのである。本当にいい勉強になって面白い。

 さて、最近、見たのが、「バックトゥザフューチャー1と2」、と「スタートレック」と「スタートレック イントゥザダークネス」。バックトゥザフューチャーは誰もが知るSF娯楽映画の金字塔ともいえる名作。もちろん、昔に見たことがあるんだけど、久しぶりに見てみた。内容はタイムマシーンを使って過去や未来に行くといったもので当時はそのたぐいのものはたくさんあり、決して珍しくない。しかし、これが本当によくできている。作りこみが細かく抜かりがない、ハラハラ度も高いし、コミカルな部分も大変多く、脚本もいい。大人から子供まで安心して楽しめる作品だ。

 スタートレックはあのスタートレックアメリカではスターウオーズと人気を分ける一大ブランドだ。もともとはアメリカのテレビドラマからスタートしたものでかなり多くの作品が作られている。世界中にファンを持つこの作品は私も昔はよく楽しんだ。最近見たのはこのシリーズでは新しめの作品、2009年と2013年の制作である。なんと、この作品は初期のスタートレックの前の世界を描いていて昔からのファンにはたまらない。エンタープライズ号のキャプテンのカークとMR.スポックの出会いから友情を深めていく様子が、たいへん面白いのだ。「なるほど、そうだったのか…」と思える内容で、機動戦士ガンダムで言えば、一年戦争以前を描いたORIGINみたいな感じなのである。そんなことはともかく、新しいSF映画の映像表現は凄いのは言うまでもないのだが、物語も素晴らしい。スタートレックシリーズは単なる勧善懲悪物語ではなく、様々なテーマが詰まっている。戦争と平和というスタンダードなテーマはともかく、命の尊厳や家族愛や仲間愛、宗教や差別なども深く描かれている。そして、全体を通して優れた科学技術がいたるところに登場し、専門用語も相当なレベルなのだ。ただの娯楽映画ではなく相当な教養が必要とされるのが、スタートレックの魅力の一つだと言える。だから、普通の中学生では深く理解し楽しむのは難しいはず。ある程度の学力のある高校生以上ならこの世界観を堪能できるだろう。だから、中学生にはスターウオーズも面白いのだけど、スタートレックの面白さに気が付けるレベルになって欲しいと思う。まさに、学力が高ければ楽しみや感動が増えるという言葉につながる作品なのである。

 同時に、できる生徒にはこういう映画を見て将来科学者を目指して欲しいとも思う。科学者を育成する優れた教育はもちろん大事なのだが、きっかけはこういう映画作品だったりするもの。いかいに、刺激を受けるかが大事だと思う。

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