TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

売れれば何でもいいのか…

うんこ漢字ドリル」なるものが流行り随分と話題になったことが記憶に新しいと思いますが、次は「ハゲ漢字ドリル」(正式名称ではありません)が発売されたようですね。発想は「うんこ漢字ドリル」の時と同じで、「ハゲ」がテーマの問題文となっているのです。笑ながら楽しく勉強しようというのが狙いですよね。まあ、見事な二番煎じの品物ですが二番煎じにしては出るのが遅いですよね。

 しかし、そんなことはどうでもいいのです。世間にはいつの時代もハゲをバカにする風潮があります。ハゲは忌み嫌われバカにされてきました。特に子供は情け容赦なくハゲをバカにし攻撃するものです。テレビなどでもそうです。ハゲは笑いのネタとされていますし、やはりバカにされているのです。こういった身体的特徴をバカにする内容のものが学習教材として存在することは果たして健全でしょうか…。全くもって恐ろしい限りなのです。益々ハゲをバカにし、それだけでなく人の身体的特徴を笑うような感覚が徐々に醸成されていくのですよ。こんなものが堂々と売られ、受け入れられる状況ではいつまでたっても「いじめ」はなくならないでしょう。学校の先生もこういうもには厳重に抗議するべきだと思います。

 それにしても、売れるのならば何でもいいということなのでしょうね。勝つためには相手選手を汚させることも平気な国ですから、無理もないでしょうが。他国からはリスペクト受ける我が国も、知らないうちに品格が失われてあほいたいな国になっていることを心得ておきたいものです。

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