TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

みやぞんの言葉

 コメディアンのみやぞんの言葉がネットで話題になっており、大反響ですね。ツイッターにも流れてきました。その言葉は「自分の機嫌は自分で取って、人に取ってもらおうとしない」というものです。なるほど、その通りですよね。大人であれば、この言葉を多くの人が実践していますよね。また、この言葉を実践できないと大人とは言えないかもしれませんね。しかし、言うのは簡単なのですが、実はたいへん難しく、大人でも全員ができているとは限りませんし、実際、大反響になっているということは、上手くいっていない人も多いのではないかと思います。私自身も長時間むすっとした顔をしていることも、陰鬱な気持ちをひきずっていることもありますからね。気が付いていないだけで感情のコントロールができていないことは意外にあるのですよ。

 大人でさえそうですから、子供ならなおさらですよね。未熟で不安定な精神状態の小・中学生は本当にたいへんです。へそを曲げてしまったら3日も4日も続く子供がいますからね。その態度に対して厳しく接すればさらにこじれる場合もありますからね。親はもうたいへんなわけですよ。学校や塾では極端に機嫌のコントロールができない生徒は少ないですが、いないわけではありません。たまに、びっくりするほど機嫌が悪くなる生徒がいるのですよ。しかし、私はそういう生徒は放っておきます。あれこれ言いません。何もしてあげません。一言「不快な態度をとるな」という程度のことを言うだけです。もちろん、完全に放置ではなく様子は見ますよ。しかし、そんな生徒でも高校入試を終える頃にはうまくコントロールできるようになっています。自分自身をメタ認知できるようになれば変わるのですよ。

 それにしても、このみやぞんの言葉はたいへん重要です。改めていろいろと考える機会になりましたね。親子でも話題にしていただきたいと思います。

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