TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

実力テストだから何も勉強しないで実力で受けます

実力テストの意味とは

「実力テストだから何も勉強しないで実力で受ける」と言って全く勉強しないで受けようとする生徒がたまにいますね。昔も今も必ずこういう生徒は少し存在しています。だいたい、学力の低い男子がよくこれを言うのですよ。一瞬「なるほど」と思うかもしれませんが、そうではありません。これは、見事な詭弁ですよね。実力テストは何もしていない現時点での実力を測るものではありません。実力テストは勉強をするために存在しています。勉強して学力を伸ばすために存在しているのです。その勉強を通して復習をして、忘れている用語や解き方を思い出し、弱点単元を少しでも克服するのですよ。ですから、テストを経験するたびに賢くなり、実力も上がっていいくのです。

勉強しなくてもよいテストなどありません

 実力テストだけでなく、いろいろな試験があります。定期的に行われる中間・期末テストや日々の授業で行われる小テスト・確認テスト類ですね。そして、もっとも大きなものが入試なわけですよ。どのテストもたいへん重要です。小テストだからといって適当に受けていいわけではありません。「ノー勉」で受けてはいけないのです。(「ノー勉」はできない子の言葉です)どんなテストでも、全力で情熱をもって受けなければならないのです。そういうものです。小テストをバカにする生徒は後でたいへんな目に合うのです。

 

伸びる生徒はテスト後にも勉強します

 先にも書きましたが、テスト前に勉強をするのは当たり前です。しかし、テスト後の勉強はどうでしょうか。このテスト後の勉強が「できる生徒」と「できない生徒」を決定的にします。だいたい、テスト後の勉強は次の3つに分かれますね。

 ①何もしない

 ②間違えた問題だけをやり直す

 ③全問やり直す

 

①は話にならないですが、②もダメです。では③はどうかと言うと、①②よりは良いというだけで、レベルが高い勉強とは思えません。もちろん生徒の学力や教科にもよるのですが、まず間違えた問題をやり直して、それに関連する勉強をするというのがもっとも良い勉強ですよ。間違えた問題だけをできるようにするのではなく、同類・同等の問題が解けるようにすることが大事なことです。例えば、不規則動詞の過去分詞を間違えたのなら、不規則変化動詞の表を全部確認するべきですし、オームの法則に関する問題を間違えたのなら、電流の単元を丸ごと復習するべきです。数学の文章題を間違えたのなら、同じような文章題を最低でも5題は解かないとダメですよ。こういった勉強がテスト後の勉強なのです。1つの間違いからどれだけ勉強を広げることができるかが大切なのです。これが伸びる生徒のやり方です。

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