TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

学費について

 普通の家庭において子供の学費は大変な負担となります。小中まではあまり意識しなくてもいいですが、高校生以上の学費は本当に不安ですね。高校も効率であれば、まだ問題はありません。年間でも12万円程度ですからね。問題は私立へ行った場合です。私立の学費は学校によって様々です。

 

文科省の調査(H27年度)によりますと

私立高校の平均の納付金額が以下のようになっています。

・入学金:¥162,362

・授業料:¥390,578

・設備費:¥169,360

 

私の知る限りでは、つまり奈良や大阪の有名な私学は

 入学金は¥200,000程度が主流ですね。

 授業料は¥600,000以上とするところが多いですね。

問題は設備費などですが、これは本当に学校によりますよ。最新の設備が整っていればそれを維持するための費用が徴収されますからね。設備とは別に教育充実費というものもありますね。とにかく、授業料以外の費用は多いのですよ。ですから、入学時は¥1,000,000程度の納入が必要となるわけですよ。

 ということですから、親としては、私立高校へ行くよりも公立高校へ行ってくれた方が助かるのですよ。全然違いますからね。

 

 しかし、公立高校は絶対に良いのでしょうか…。確かに安いです。でも、安いだけですよ。子供は部活ばかりで勉強はしません。進級さえ厳しくなる人もいるでしょうね。先生も当たり外れが多いです。更に当たる確率は極めて低いですからね。学校でよい先生で通っていても学習指導はできません。進路指導もできません。そもそも生徒を大学に合格させることを考えていませんし、その仕組みやノウハウはないのです。ですから、意識の高い生徒は塾・予備校へ通うのですよ。

 となると塾・予備校の費用がかかります。これがまたいい値段なのですよ。高校生は中学まではとは違い料金が上がります。有名な予備校だと私立高校の学費ほど、いや場合によってはそれ以上の費用がかかることも十分あります。高3の一年間だけならいいのですが、国公立や私立でも理系となると1年では無理です。やはり、高1から予備校へも通っておかないとだめなのです。そうなると、支払う費用は私立高校へ行くのとそれほど変わりません。というか、逆に安くつ可能性さえありますよ。

 私立高校は大学進学実績に明確な目標があります。そしてその目標達成のための仕組みを作りそれを機能させる人材を投入しています。それはもう公立高校とは次元が異なるのですよ。そしてダメなら保護者は学校にいろいろ要求もできますからね。公立高校は役所と同じですから、どれだけ言っても嫌われるだけですからダメでしょう。

 もちろん、子供の学力と性格にもよりますよ。参考書が読めて、自分を管理ができる子供なら、公立高校へ通いながらスタディサプリなどをうまく活用することでもある程度はできるでしょうね。

 ちなみに、私立でもでも学費がそれほど高くないところがありますよ。天理高校智辯学園は塾へ通うほどの授業料ですね。探せばいろいろあるものです。それしても、親は本当に大変ですよね。子供は何もわかってないですけどね。

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