TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

勘違いを甘く見てはいけないよ

 though, through, thoughtの3語は発音もややこしいのですが、見間違えたり勘違いもしやすい語である。もちろん、優秀な生徒はこれごときには引っかからないですが、学力が中間層の生徒には厄介な語なのですよ。そもそもこの3語は品詞が全く違いますから勘違いをすることはあり得ないのですが、区別が曖昧で混同してしまうということはことは品詞を理解するレベルではないですから、勘違いするのも無理はないのです。他にも、these, three, there ,や quit, quite, quietの3語も危険な語ですね。ですから、直前の受験勉強としてはこのあたりの勘違いしやすい語を再確認をしておく必要があるのです。私は中位レベルの生徒を教えるときには、入試前に必ずこういったことをわざわざ解説する時間を取ります。

 さて、こういった勘違いの怖さというのは、とんでもない英文解釈につながるということなのですよ。一文だけの間違いで済めばいいですが、勘違えた部分以降どんどん勘違いが加速し、暴走してしまうことがあるのです。ほんの一つの小さな過ちが途轍もない大きな間違いに発展してしまうのです。当然、途中からおかしいことに気が付くのですが、もう後戻りできなく、時間もなくなり、むなしく終わるしかないということになります。ですから、勘違いほど怖いものはないですし、軽いものだと思ってはいけないのですよ。この勘違いをしてしまう単語は「意味を知らない単語」よりも癖が悪いと言っても言い過ぎではないでのです。

 この類は他にもいっぱいありますよ。soupとsoap, glass,とgrass, mouseとmouth, noiseとnoseなどですね。しかい、思い込みや勘違いを自分を発見できればいいのですが、基本的に無理なのです。ですからなるべく先生に質問をしたり、答案や書いたものを見てもらう機会を多くするべきなのですよ。

 もっとも、低学年の頃からこういう語を区別をできるようになっておくことは言うまでもありませんよ。

 

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