teTsu

日々の授業で感じることや教育業界の問題点、たまにどうでもいい趣味の話をつづります。

どうして「絶対に出ない」と言えるのか

随分と昔のことですが、テスト前の生徒同士の会話です。

A君:「これ(テストに)出るかもしれないよ…」

B君:「こんな問題、絶対出ないよ…」

 

この短い会話ですが、いろんなことを感じますよね。

おそらく、A君は慎重なタイプです。B君はA君ほどの慎重さはないですよね。ということは、A君は勉強していますよ。勉強しながら「これが出そう」と思ったのですよ。たぶん、「何度も問題集で見たし…ノートにも書いてあったし…」そういうことに基づいて出るかもしれないという判断を下していると思われます。

 

 B君は勉強していないからA君のような判断ができないのですよね。勉強していればその問題は目にするわけですから、「絶対出ない」と断言することはまず難しいのですよ。ですから、残念ながら、B君は何もわかっていません。何が大事なのかポイントは何なのかはわかっていないのですよ。

 

 それにしてもB君の「絶対出ない」という断定には驚かされますよね。「自分は勉強不足だから、たぶん自分は知らないんだ、だから、出ないという判断はできない」という風には考えないのですよ。このへんがたいへん困ったところです。一事が万事ですからこのB君は勉強だけでなくあらゆることにおいて根拠ない判断・決定をしている可能性が高いのですよ。こういう生徒はすべてが適当ですから伸び悩むのは目に見えているのです。

 

 このよう生徒同士の自由な会話を聞くと、生徒の性格や本質、思考の仕方がよくわかるものです。ですから、私は授業外の時間に生徒の会話を聞きにいくようにしています。いろいろな情報が拾えますからね。たいへん有意義ですし楽しいのです。

 

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