TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

2対1の個別指導ってどうなん?

1対2の個別指導は果たしのいいものなのか…

 個別指導というと「1対1」をイメージしますが、実際は「1対2」、「1対3」の形態で行うところが多いようですね。完全「1対1」だと授業料は大幅に上がります。「1対2」とすることで値段が下がり使いやすくなりますからね。しかし、「1対2」って本当にいいのでしょうか…このように思われる保護者さんは多いでしょうね。

 

1対2はやりにくい

 私の塾は集団指導ですが、補習のときは「1対2」でやることがあります。しかし、はっきり言ってやりにくいです。もちろん、生徒の学力、教える内容にも大きく左右されるのですが、基本的な方法としては、一人に教えている間に問題をやらせて、もう一方の生徒に教えるのです。教えている方の生徒に予想以上の時間がかかる場合もありますし、問題をやっている方が、異常に早く解き終わったり、またの逆だったりと思うようにはいかないのです。そうなると、一方の生徒に「ちょっと待ってね」と言って無駄な時間を過ごさせなければならなくなります。(私は無駄な時間を作らせませんが)

 

 ちなみに私が「1対2」の補習をするときは基本的に中学生同士ですが、実際の個別指導塾では、組み合わされる生徒は様々ですよ。さすがに、高校生と小学生が組み合わされることはないでしょうが、普通は教室運営の効率を優先しますからね、学力差が大きかったりわけのわからない組み合わせもありうるのです。ですから、変な組み合わせになってしまうと大損をする場合もあるかもしれないのです。

 

教室長の裁量

 しかし、結局は教室長の十分な経験やこだわりがあるかどうかですね。教室長にある程度の経験があり、相手のことを十分に考えることができる人であれば、「1対2」指導でも最大限の効果のある組み合わせをやってくれるでしょうが、経験もなく杓子定規にしか物事をとらえられない教室長であれば、マニュアル通りの信じられない組み合わせをしたり、ひたすら教室を回すことだけを考えるような組み合わせをしてくるでしょう。

 こういったことは実際に通わなければわかりませんが、素晴らしい教室長と出会える確率はそうとう低いですからね。そのあたりを心得たうえで通うべきですね。

 

f:id:kuri2013:20160322131023p:plain

進学塾teTsu/奈良市鳥見町/0742-51-6400

高校受験/小5~中3/自習室/中学準備