TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

冬期講習会を受けたぐらいで学習習慣はつきません

 冬期講習会に参加したくらいで勉強法がわかったり、家庭学習習慣は身に付くのでしょうか…。チラシやHPにはよくそんなことが書いてありますけどね、そんなに甘くはないですね。現時点で、独りで頑張っているがうまくいってない生徒、あるいは、塾など通ったこともなくまともな勉強をしたことがない生徒には多少の影響はあるとは思いますが、勉強の仕方がわかったかどうかは、実際に定期考査を2,3回受けてみないとなんとも言えませんね。苦手な科目が得点が上がったり、安定して得点できるようになって初めて勉強法を理解したといえるものですよ。そして、「家庭学習習慣」ってこれこそいい加減なもんですよね。何をもって家庭学習習慣なのでしょうか。出された宿題をすることが家庭学習習慣という解釈でしょうか…これは普通ですよね。中にはこの普通だできない生徒もいますから、できるようになれば進歩ですが、そんなレベルのことではありません。宿題以上の勉強ができたり、宿題が出ていなくてもに自主的に復習する力、あるいはテスト勉強を自ら組み立てる力を家庭学習習慣というのですよね。こんな力が2週間でつくわけないですからね。いい加減なことは言わないで欲しいものです。

 それでも冬期講習を受ければどんな塾かはわかります。一日の体験授業ではわからないことはわかりますよ。先生の質とレベル、授業の進め方とレベル、他の生徒の学力やまじめさ、この3点を見るのが冬期講習の二週間ですね。この3点が自分に合うか、この3点が自分を伸ばしてくれるのかを考えれば、続けるべきかどうかはわかります。「面白かった」だけで決めるのはダメなのですよ。もちろん、勉強の仕方はともかく家庭学習習慣は期待をするものではありません。

 うちも冬期講習をやりますけど、もちろんやる気にしますよ。勉強の意味や面白さを教えます。学習習慣は無理ですが、勉強に対する価値観を少し変えます。授業はわかりやすくて当たり前ですから、いちいち言いませんけどね。受けるとびっくりしますよ。

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