TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

プロ講師、プロの授業…

 塾のチラシやHPを見ていると、「プロの…」という言葉をしばしば見かけます。見過ごしがちですが、不自然ですよね。お金をいただいた上で教えるのですから、基本的に「プロ」なわけですよ。道楽でやっているのではないですからね。しかし、「プロ」という言葉を使って差別化をしないといけない現状がこの業界にはあるということです。大手のチェーン系の塾(とくに個別指導)はほんとんど経験のない学生をまともな研修もせずに現場に投入しています。それはもうひどいですよ。高い料金を取りプロとは程遠い先生が主となってやっているのですからね。そういった商業的な塾と差別化をするためにどうしても「プロ」という言葉を使いたくなるのですよね。もちろん、その気持ちは分かりますが、自ら「プロ」を謳うのも正直胡散臭い感じがしますよね。袋に「おいしい」と書いてある知名度の低いメーカーの食品と同じです。プロとしての実力があれば世間は認めてくれるわけですから、自ら言うのもどうかなと思うわけですよ。(現実は厳しいですけどね)まあ、そういうことです。

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