TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

クソ、クッソを躊躇いなく使うひとが増えている

「クソ」という言葉を普通に使う人が増えて頻繁に耳にするようになりました。しかし、この言葉は正直美しい言葉ではなく、むしろ汚い言葉ですよね。昔からもずっとあるのですが、日常的に使う言葉ではありません。本来は侮蔑語ですから、腹が立っているときや喧嘩をしているときに出るのはわかりますが、それでも尊敬している人が「クソ」なんて言葉を使うと幻滅するものです。一部、慣用表現になっているもの、「クソ真面目」のような言葉であれば目をつぶれまけどね。

 この「クソ」「クッソ」はネットでは頻繁に用いらます。ネットでは侮蔑としても用いますが、強調の副詞的な用法も多いのですよ。しかし、ネットと現実社会は明らかに違います。ネットでしか伝わらない隠語はたくさんあり、それを現実社会で使うのはおかしなことなのです。そのへんを大人であれば的確に判断をするべきなのですが、大人がかなり崩れているのですよね。また、言葉遣いは家庭や家でも徹底して教育するべきなのですが、大人の感覚がこれですから、教育などできるわけがりません。実際、20代の教員では、相当優秀でないとこういうことに関する感覚さえ鈍いですからね。

 ネットの危険性が問題視されていますが、ネット発信の言葉遣いもその危険の一つであることを深く認識し、学校なでもちゃんと教育する機会を持つべきでしょうね。

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