TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

同業者と思われたくない

 私立高校は塾の先生対象の説明会を開いてくれます。生徒保護者に直接説明することも大事ですが、学校の方針や取り組みや実績を塾の先生に知ってもらうことで、先生の口から学校を勧めてもらうことも非常に大事なのです。ですから、塾の先生対象の説明会は本当に丁寧にやってくれます。大体90分程度の説明会が多いですが、まだまだ話をしたいという様子の先生もたくさんおられ、熱意が伝わってきます。

 一通り説明を終えると、質問タイムが設けられます。説明ではわかりにくかったところや、疑問に思ったことを個人から聞き取り、全体にも説明をしてくれるのです。だいたい、会の終わり頃の10分程度ですからそれほどの時間はないのですが、なかなか鋭い質問や疑問があっていい勉強になるのですよ。しかし、残念ながら、参加者の中に異常にえらそうな塾長がいて、この質問タイムに学校側に対してクレームをつけたり、説教をするような先生がいるのですよ。まあ、もちろん若い先生ではなくベテランの先生だとは思うのですが、それはもう、ひどい態度で学校側を責めるのですよ。学校側はタジタジの様子で恐縮しているのですが、ほんとうにかわいそうですね。学校も完ぺきではないですから、不明瞭なところも問題点も抱えてますよ。それを鬼の首を取ったように指摘して、何がうれしいのでしょうか…。同業者とは思われたくないですね。そんな塾長がたまにいるのです。どこの業界もそうですが、こういう迷惑な人っているのですよね。それにしても学校側はなんて紳士なのでしょうか。私ならけんかになりますね。

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