TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

大きすぎる文字を書く生徒

 比較的女子は小さな文字を書く傾向がありますね。驚くほど小さな文字を書いている生徒がいます。小さい文字を書く生徒は基本的に文字は美しい方になりますね。形の狂った文字、バランスの悪い文字はまずありません。しかし、あまりにも小さく書くと必要以上に時間がかかってしまうこと、そして画数の多い漢字は細部がいい加減になってしまうところがありますので、ミスや勘違いが増える可能性があります。ですから極端に小さい文字はよくありません。

 一方、非常に大きな文字を書く生徒もいます。罫線やマスに収まりきらないで、ややはみ出してしまう文字を書く生徒です。こちらは男子の方が多くなりますが、文字も乱雑になりますから、こちらの方が問題を感じますね。この手の生徒は基本的に衝動的で後先を考えない傾向があります。そして何よりも、空間を把握する力が弱いのですよ。普通ならば答えを書く時には、解答欄や書くスペースを見たうえで、文字の大きさやバランスを大体決めるものです。「これくらいの大きさで書けば収まるだろう…」と目測するわけですよね。文字の大きな生徒はこれができないのです。少し落ち着いて考えるだけで違うものですが。このへんは性格や性分ではありますが、それで終わらせていけません。というのも、この先読みしない適当な文字の書き方が学習に大きな影響を与えるのですよ。あらゆることが繋がっていますからね。文字の書き方も思考の仕方も根の部分は同じなのですよ。ですから、文字の書き方が劇的に変わりはいじめると、成績も大きく変化してきます。そういうものなのです。

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