TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

布団を着る?

 先日、教室で「布団をかぶる」か「布団を着る」かという言葉づかいで生徒とちょっとした論争になりました。私はもっぱら「布団を着る」という方を用いるのですが、頭までふとんに入るときは「かぶる」と言い、首までの場合は「着る」と使い分けているのですが、そんなことを言わないと言う生徒が非常に多くいました。「布団を着る」なんて聞いたことがないと主張する生徒が圧倒的だったのです。基本的には「布団をかぶる」または「布団をかける」と言うということでした。しかし、驚きましたね。自分の言葉遣いが普通だと思っていたので、衝撃的でした。気になったので、調べてみるとこの話題を扱ったページがたいへん多いことに驚きましたね。やはり、こういった論争がいたるところであるようです。さて、いろいろ読んでいるとどうやら「布団を着る」は方言としての扱いのようですね。特に九州方面では普通に使ってるようですが、全国的に用いられているようですね。また、江戸時代関東には「かいまき」という夜具があり、それを着て寝ていたという記事もありましたね。しかし、どのページも学術研究レベルではなく、厳密にはどのレベルの方言なのかはわかりませんでした。

 それにしても、やっぱり頭を覆うことに「かぶる」という言葉を用いる方が自然だと思っています。一体どうなんでしょうね。面白いので研究テーマの一つにしたいと思います。