TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

説明力の大切さ

 コミュ力にぶら下がってくる力だと思うが、説明力の高さは非常に大事だと思う。ほとんどしゃべらなくてもいい仕事もあるが、なかなかそうはいかない。どちらかというと様々な人と接触することはさけることはできない。そして、内部にも外部にも物事を説明しなければならないことはたいへん多い。新しい企画をや商品を考案したら、説明して、許可をもらわないといけないし、売るときは売るときで客に商品を説明しないといけない。説明力の高さは先生にだけ求められるものではないのである。どの仕事をするうえでも、説明力というのは必須となる。

 先日、エアコンを買うために何軒かの家電量販店をまわったが、お年寄りの客が非常に多いのが印象的だった。そして、店員がお年寄りに対して必至で説明しているのである。失礼だが、高齢の方は最新のものに対する理解力は乏しい。若者に説明するようにはいかないのである。きっちりと、シニア世代を納得させる説明力が求められるのだが、どうも様子を見ていると、店員もその認識は甘いようだ。なかなか伝わらない様子だった。あれでは、売れないだろうなと思った。日ごろからシニア世代の人と接触があれば、理解のツボも想像はつくのだろうが、意外に接触は少ないと思う。

 さて、こんな説明力はどうやって身につけることができるのだろうか…。それは、「実際に何度も説明をすること」と「優れた説明を聞くこと」である。日常生活の中で自分の思いや考え、いろいろなことを説明するということが日常的にあればいいのである。子供の頃からそういう機会が何度もあり、親に指導を受けていると、ある程度までは自然に伸びることができるだろう。「優れた説明」とはわかりやすい授業だと思う。そのようなわかりやすい説明を受け続けていれば、その説明の仕方が徐々に刷り込まれていくものだ。だから、わかりやすい授業は学力を形成するうえでも大事だが、この説明力の土台を作るうえでも非常に大事なのである。あほみたいな授業を受けていると大切な力は育たない。

 ということですから、「良い塾や先生を選びましょう」という結論に強引に持ってきます。(笑)

 

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