TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

コミュ力とは

 コミュニケーション能力(以下コミュ力)って漠然としていますよね。いろいろなところで使われていますけど、ズレがありますよね。若い子の言うそれと親の世代の人が言うそれには違いがあるように思えます。また、遊びのコミュ力と仕事のコミュ力も違うわけですよね。そのあたりをごちゃまぜにして、コミュ力を語ると齟齬が生じるし、ずっと平行線のまま危険性もあるのですよ。 

 コミュニケーションとは意志・感情・思考を伝達することです。しかも、言語によるものも(バーバルコミュ)あれば、身振りや表情を中心とする非言語のコミュニケーション(ノンバーバルコミュ)もありますよ。ということは、無口な人でもラインなどで意思を伝えることができれば、一種のコミュ力はあるといえます。しかし、仕事をするときはいちいちラインでやり取りはできませんから、コミュ力はないと言われてしまいます。ですから、コミュ力と言っても狭義と広義があり、解釈はいろいろなんですよ。こんな解釈に幅のある曖昧な言葉は使わないで、もっと的確な言葉を使うべきですね。世間一般にコミュ力というのは「対人力」と言う言葉になります。直接、合う人に対して自分の意思を伝え、相手の思いや意向を汲み取る力でしょうか。するとしっくりくるのですよね。仕事でも仕事以外でも生きてきますし、親たちが子に望む力はこういうことなのでしょう。

 でも、その力を養うためにはやっぱり高い学力が土台になりますよね。

 

ところで、高校生の英語は、「コミュニケーション英語」と「英語表現」に別れているのですが、「コミュニケーション英語」の内容のどのへんがコミュニケーションか悩むのですよね。

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