TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

保体のテストの出題が100問の理由は何なんだろう…

 進学塾では自分が担当している教科の点数を上げるために異常な量の宿題を課す先生がいる。それはもう本当に多くて、他教科の勉強がほとんど出来なくなってしまうこともあるのだ。そして、こういう先生は異常に怖かったりするから、手を抜くこともできず、きっちりやろうとする。益々、他教科には手がまわらない。カリキュラムや宿題がきっちりと決められ管理されている塾ではあまりこういうことがおきにくいが、比較的担当の裁量に任せているような塾ではよく起きるだろう。さらに、こういう先生が他にもいるともう大変だ。2教科、3教科で大量に課題を課されたらもう無理である。生徒からすると、不信感しかない。他教科どころか生徒のことなどを何も考えていなくて自分のために大量課題をだしているのは生徒でも分かる。ホンマに最悪なのである。責任者がある程度管理したり、調整ができる状態でないといけない。

 これと同じことが学校で起きているように思われる。学校はもっと勝手にやっているイメージがある。ある中学では、宿題ではないが定期考査の問題数が異常に多いことで有名だ。なんと問題数が100問の科目があるのだ。複数の教科でこれがあるんだけど、保健体育でこれがあるんだから驚くしかない。この勉強が本当に大変である。本当に教科書を隅々まで覚えないといけないし、専門的な言葉も多く意外に難しい。そりゃ実技教科も大事だ。だから勉強もさせてテストも必要だ。しかし、100問って…。このテストのために、生徒は相当な時間が奪われている。英語の勉強がやりたいけど、保健体育も手が抜けない。いや保健体育に時間をかけるのなら数学をやりたいしかし…。なかなか生徒はこのテストのために苦しんでいるのだ。(これで鍛えられるのは事実だけど)これは、やっぱり他教科とのバランスを考えると少しおかしい。このために勉強時間に狂いが生じている。他教科の勉強時間を奪っているのだ。トップ層の生徒はこなすだろう。でも、それ以下の生徒にはこの保健体育の100問は意味がないと思う。もう少し子供のことを考えてやってもいいと思うけどね。適切な問題量でお願いしたい。

 

 さて、これについては、いろいろな疑問が浮かぶ。

なぜ100問だろうか?

100問の狙いは何だろう?

50問じゃダメなのか?

これに異を唱える先生はいないのか?

他教科のことを考えているのか?

生徒のことを考えているのか?

校長や教頭はどう思っているのか?

校長は知っているのか?

 

 明確な狙いがあればいいと思う。そして生徒にも説明して理解してもらえればいい。そして他の先生もその狙いを理解しており、その現状を管理職が知っていれば、悪いとは思わない。でもね、生徒には狙いも何も伝えられていないようだ。それでは生徒の納得がいかないし、不満しかうまれない。なんか、適当にやっているように思われる。生徒をいじめているようにも思われる。もしかしたら自分のため?自分の手柄のため?それやったら最悪。大量課題の塾の先生とそれほど変わらない。

 教育をする上で、たまには理不尽なことも必要だと思う。説明がつかないこともあるし、正直大人の都合もあるだろう。でも、子供を動かすには納得感が大事なのと、先生自身が圧倒的に信頼できるようでないといけない。

 

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