TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

佐野元春の曲を聞いていると…

 佐野元春の曲はメッセージ性が強く、聞けば聞くほどいろいろなことに気付かされる曲がたくさんあります。成人してから聞くと中学高校のときには気づけなかったことに気が付きます。もちろん、解釈は聞き手に任される部分もあるでしょうが、佐野元春はいろいろなことを考えさせてくれる偉大なミュージシャンの一人ですね。

 

 1986年リリースのアルバム「カフェ・ボヘミア」に収録されている、「ワイルドハーツ冒険者たち」も様々なことを考えさせてくれる曲です。その一節に次の歌詞があります。

 

「仲間の一人は口を閉じて清らかにあるいている、仲間の一人は瞳を閉じて偽りをゆるしてる」

 

 ある意味、諦念を感じることができる曲ですが、このフレーズを聞き、「自分はどっちなんだ」と思いますし、「正しいのはどっちだ」とも思います。厳しい実社会を生き抜くためには、偽りをゆるさなければならない状況があることも事実ですからね。自分もいいおっちゃんになっていますが、この曲を聞きながら、自分の人生を振り返り、いろいろなことを考えています。