生徒に「いぬまわりをしなさい」と言うと教室はフリーズしてしまいす。誰一人に理解できないのです。それもそのはず、この言葉は大和弁の一つ奥吉野方言だからです。奈良盆地でも、中和地域つまり大和高田、橿原、桜井当たりでは通用しますけど、それより緯度が高くなると通用しないですね。特に、奈良市、生駒は他府県からの流入も多く、純粋な奈良の人間は少なくなっていますから無理もないのです。ちなみに、「いぬまわり」とは「帰る準備」という意味です。「いぬ」は「往ぬ」ということです。古語が残っているのですよ。
言葉も変化するものですが、こういう言葉が失われていくは寂しいと思っています。ですから、私は日常生活の中で意識して大和弁を使いますし、時間があるときは生徒にこういった言葉を説明をしてあげるのです。意外と興味を持って聞いてくれるんですけど、言語そのものに興味を持って欲しいと思いが根幹にあります。
ところで、7月の小学生総合の授業のテーマは大和弁です。
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