teTsu

奈良市のとりみ通りにある進学塾teTsu塾長のブログです。日々の授業で感じることや教育業界の問題点、たまにどうでもいい趣味の話をつづります。

いじめについて思うこと

 いじめの事象やいじめに関する事件が一向になくならない。むしろ増えている。2015年の調査だといじめは22万4540件で過去最高だったようだ。この数字には驚くしかない。いじめは今に始まったことではない。昔から大きな問題である。大問題なのだからいろいろな取り組みをしているし努力もしているはずだ。何もしていないならこの数値はわからなくも無いが、増えているってどういうことだろうか?本気で対策しているのだろうか…ネットが普及したから更に増えたとでも言うのか…。しかし普通に考えたらいじめ件数が増えているという事実は対策も努力も意味がないと言っているに等しい。「意味がない=何もしていない」と考えるべきではないかと思う。だれもが真剣に取り組んでいないと言ってもいいのである。

 いじめを本気でなくしたいのであれば、最も大事なことはいじめそのものが発生しないように生徒をしっかりとし教育することである。そして、その教育ができる教員を育てることが大事なのである。根本となる部分に十分に働きかけないとどうにもならない。しっかりと教育すれば伝わるはずだ。ただし、なかなか分からない子供もいる。また、子供の後ろには様々な価値観の保護者もいる。だから、子供だけを教育すれば済むというものでもないのは分かる。しかし、それであれば保護者にも勉強して貰えればいいし、先生の指導方針に合わせてもらうよう努力すればいいのである。真摯な態度で粘り強くやっていけば分かってもらえるはずだ。惰性でやっている行事に時間を割くのではなくこういうことに時間とエネルギーを割くべきだと思う。

 子供は残酷だ。子供どうしの会話は本当に怖い。ひどいことをどんどん言うし、相手を傷つけるような発言も多い。さらに、それを黙認する他の子供も多い。そういう日常が積み重なっていじめに発展することは多いはず。たいへん手間だけど、そういう場面をできるだけその場で指導するべきなのである。「いじめはダメ」だけではわからない。何がいじめに当たるのか、何がアウトなのかをちゃんと示してやらないとダメなのである。

 しかし、そんなことをしている余裕がないのは学校現場だと思う。本当に忙しすぎるようだ。授業だけでなく、会議もあるし部活もある。更には意味のない大量の書類作成もある。しかし、優先順位は何か考えれば、普通は分かるんだけどね。会議も部活も後回しでいいし、別にやらなくてもいいだろう。そういう学校に変えていけば良いのである。もちろん一先生の努力では無理だし時間もかかるだろう。だから、国が変えないといけないし、先生や保護者が国を動かしていかないといけないのだ。だれもがその場しのぎで対症療法しかしてこなかったので、いじめもいろんな問題も解決しないのだろうからね。

 でも、いじめについて、先生の方が諦めていないだろうか…ニュースなどを見ていると、「本当にいじめが見つけられない…」「見つけるのが困難だ…」などとよく言っているが、その言葉に諦めのようなものを感じるのだ。授業中や休み時間の様子を見ているだけでもいろんなことが想像できるものだけどね。先生が諦めたら終わり。諦めるような先生は、辞めたほうがよい。

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