TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

公立に通いながらも私立を意識することは大事

 公立中学の3年間の授業時数は3045時間である。一方、6年一貫の私立の場合は中学の3年間で多いところだと4500時間程度になる。名前の通った私立はだいたい3年間で4000時間程度のところは多い。3年で約1000時間~1500時間の差である。更に、高校の3年間でもっと差は開く。公立に進学した生徒も私立で6年がんばった生徒も大学入試という土俵は同じである。今は異世界のようなところにいる私立の生徒が大学入試のときには現れるのだ。6年間の秘密の特訓を受けた生徒が出てくるのだ。どう考えても公立出身は不利だ。まず勝てないのである。勝てる(いい勝負をする)のはトップ高のさらにトップ層のみだ。それもそこそこの予備校に通っている生徒だ。特別なことをしていない2番手以下は太刀打ちできない。時間だけではない、学習内容も私立は大学入試問題に絞り込むのだから、もうその差は歴然としている。部活ばっかりして定期考査の直前に慌てふためいていているようでは話にならない。或いは定期考査で得点できているからといって安心している場合でもない。本気で上有名私立や国公立大学を目指すのであれば、私立に通う生徒を意識して中学生のうちからその準備を始めなければならない。その準備の一環として公立中に通う場合は塾に通って欲しい。そして先を見越して塾を選んでほしいのである。しかし、そんな判断は子供にはできない。親がちゃんと判断して決めてやらないといけない。体験授業を受けて子供が気に入ったから通うような塾の決め方は本来正しい方法ではない。ということなのです。

 

 ちなみに、公立中学の数学の時間数は次の通り。

中1:145 

中2:105 

中3:145

不思議と中2が少ないのです。英語は3学年とも140です。数学って大変大事ですし、塾でも基本的に時間が足りないのです。どうして、英語よりも少なく設定するのでしょうか?また、どうして中2が少ないのでしょうか。数学の時間が一番多くてもいいくらいのですけどね。全く謎ですが、やっぱり偉いに人にはわからないのでしょうね。

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