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いつまでも同じ話は伝わらない

 どれだけいい話でも伝わらない話はある。聞き手の知識が乏しかったり、価値観が一致しなければ素晴らしい話もただのボケた話、退屈なくだらない話になりうるのである。話をきっちりと聞かせ理解させるには、聞き手を知らないとダメなのは言うまでもないことだ。先生は生徒に勉強の大事さや入試の意味や将来のことについて語る機会は多い。「勉強しなさい」「がんばることは大事」ということをいろんなことに例えて説明してやりその気にさせてやらないといけない。その例えは生徒が好きなこと、日常的に触れているものであれば、伝わりやすいし生徒も納得できるものだ。凄い先生はこのへんのネタが驚くほど豊富である。上手いこと対比させ見事に刷り込んでいく。教科を教えることが上手い先生はこういう話も上手いもだ。

 勉強の大事さを語る上で最も便利なのが「部活」だ。ほとんどが部活をしているので、部活での努力や技術の向上と勉強と結びつけるのが最も分かりやすい。ただし、大事なのは、全ての部活に共通のないようもあれば、特定の部活にしか当てはまらないものもある。そのクラスの生徒がどんな部活動をしているかを知った上で話さないと、ボケた話になる危険性はある。部活のどの部分に焦点を合わすかは先生のセンスが問われるところだ。部活の話ですべっていたら話にならない。

 一時期は勉強とドラクエなどのRPGゲームに例えるて話すこともあった。学力向上とゲーム内でのレベルの向上を重ねるのだ。これはたいへん納得感があったのだが、残念ながら全員が経験しているわけではないので一部の生徒にはわかりにくかったかもしれない。しかし、今はRPGゲームなんて流行っていないだろうから、この例えは伝わりににくい。本当に一部の生徒にしかわからないだろう。しかし、そんなことを意識せずに昔の感覚のまま生徒に語り続ける先生がいる。過去の成功体験だけを頼りに同じスタイルを続ける先生がいるのだ。鈍いとしかいいようがない。もちろん授業もいまいちである。だいたい、話をしているときの生徒の顔を見れば伝わっているかどうかはわかるからね。表情が読めてないのだ、空気をつかめてないのだ。

 こういうことを考えると、先生の仕事の根本はは生徒を知るということであることがわかる。そのためには生徒とコミュニケーションをとらないといけない。職員室に引っ込んでいてはダメなのである。いろいろ話を聞いてやらないとね。

 

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