TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

allとeveryとeachについて

all:全ての every:全ての/あらゆる each:各々の

これらの単語は意味も似ているし用法も間違えやすいので入試では出題頻度は高い。

これらの単語の用法で注意しないといけないのは、後ろに続くのが単数か複数かということである。意味を覚えるだけでなく接続する形も覚えておかないと意味がない。

接続は次のようになる。

 all+複数  

 every +単数  

 each+単数

 

allは全体を一つのまとまりとしてとらえる

eachは対象の一つ一つを個別にとらえる

everyは全体を一つにまとめながら、個別にもとらえる

従って、everyはallとeachを1つにまとめたような語だ。

 

だから、everyは意味的には複数だが、単数形と接続するのである。このあたりは日本人にとっては困惑するところである。英語が苦手な生徒は面倒くさく思う点だろう。

「everyは単数と接続」と丸暗記でもいいが、やはりこういう理由を知っておきたい。

 

もう一つの注意事項は

「alll+複数:全ての~」だが、「all+単数:~中」となるのも大事なところだ。

だから、

all days:全ての日

all day:一日中

となる。

 ちなみに、この程度のことは辞書に書いてるのでドヤ顔をするほどでもないが、授業できっちりと説明できる先生ばかりではない。ひょっとするとよく分かってない先生もいるかもしれない。

 

 ところで、この3つの単語は塾のあり方を説明するのに便利である。我が塾は集団授業形式を取っているが、運営はallではなくeveryである。一人一人の表情をしっかりと見ながら、全体にも働きかける。当然、個別指導も普通にするし、課題も個別で出すこともある。そうでないと、集団授業一本で完全に伸ばすのは限界がある。特に中堅程度の学力の生徒はそうである。

 

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