TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

生きていくには「人生の先生とテキスト」が必要だ

 人生は学校を出てからの方が長いし大変であることはある年齢を通過すればだれでも認識していることである。人生も世の中もそんなに生易しいものではない。社会に出てからは学生時代に培った学力・知識や判断力など大した意味を持たない。求められることはもっとレベルの高いもことである。それほど社会に出てからの人生は厳しいし、また難しことは多い。世の中の構造も不思議なくらい複雑である。「複雑怪奇」と言ってもいいくらいである。そんな複雑でややこしい世の中、そして厳しい人生を渡っていくのに、丸腰では駄目である。大事なものが二つある。それは、先生とテキストである。「人生の先生とテキスト」が必要なのである。立派な人、活躍している人、上手くいっている人はこの二つを持っている人が多い。(もちろん片方の人もいる)そのテキストから多くを学び、その先生から様々な教えを受けるとで、自分の人生を乗り越えて行くのである。別にテキストはなんでもいいし、先生も誰だってかまわない。極論、先生は架空の人物でも、歴史上の人物でもいいのである。実在の人物であっても、身近である必要はない。今はネットで誰とでもつながれるのだから、ツイッターで知り合った人を師と仰いでもいいのである。その人から学びたいと思ったらその人が先生になる。そして、自分の成長とともに先生も変わっていけばいいのである。テキストも同じである。自分を高めてくれる情報を与えてくれる書物、問題解決のヒントを示してくれる書物はすべてテキストになりうる。これも本当に何でもよい。マンガでもいいし、誰かのブログでもいいし、万葉集の作者不詳の和歌でさえその人に何かを与えれば立派なテキストなのである。

 大切なことはこの人生の先生とテキストを常に探し求めることだ。そのためには、謙虚でないといけない。傲慢なうちはその存在に気が付かない。人を見下しているようでは、大事なことを見落としてしまうのである。自信を持つことはいいことだが謙虚さは忘れていけない。その謙虚さがあれば先生とテキストは常に見つかるのだ。とううことは常に成長できるということである。学生の間にはそのような力をしっかりとつけて欲しいと思うのである。その謙虚さと先生とテキストがあれば学歴など気にすることはない。

 今日、高3の卒業生が進学先を報告に来てくれた。その生徒にこのような話をしてやったのだが、高3だがちゃんと理解してくれた。やはり謙虚なのである。すでに、このテキストや先生を意識しているのである。「彼は伸びる。」と確信した3月1日の午後であった。

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