答えをなくしてしまう生徒から思うこと

 問題集には普通、別冊解答がついていますが、答え合わせをした後、その別冊解答を元に戻せない生徒がいます。元に戻すとはその問題集に挟み込んでおくということで、極めて単純でなんでもないことなのですが、どうしてもできない生徒がいるのです。そして、しばらくするとその別冊解答をなくしてしまいます。それならそうと先生に言えばいいものを、必要なときに友達から借りたりするのですが、それはもう不便ですし、能率も悪いですし、良いことは何もありません。まあ、なくしたのは仕方が無いとしましょう。大事なのは次の行動です。すぐに先生に相談をすれば適切な指示をもらえるのですが、こういう場合は何日もたってから先生に追及されて発覚ということが多いですね。言うまでもなく成績が悪い生徒に見られる特徴です。この件からいろんなことが分かります。このケースにおける問題点を考えてみましょう。

 

次のような問題点が上げられます。

 ①物を元に戻せない

 ②物の整理整頓ができない

 ③解答がないということがまずいということに気がついていない

 ④一時しのぎの対処しか考えていない

 ⑤勝手で適当な判断をしている

 

①②は関連していますね、記憶においても同じです。分類整理して暗記するといったことも苦手なはずです。もちろん部屋も汚いですから、別冊解答だけでなくあらゆる物をなくしているはずです。というか、「見つかられない」といったほうが適切かもしれませんね。

③④も連動しますが、根本にあるのが勉強に対する真面目さや熱意の低さですね。勉強を大事にする者は別冊解答の重要性を心得ていますからね。すぐに対処します。

 

⑤はそれまで受けてきた教育にもよるのですが、分からないとき、判断のできないときは然るべき人に尋ねるべきだということが分かっていないのです。そして、それまでにも自分勝手な適当な判断をしてきたかもしれないのですが、指導・教育されていないのですよね。たまたま目に留まらなかったのか、周りの大人の意識が低かったのかはわかりませんが…。(何度言ってもわからない子どもというケースもありますけど)

 しかし、大人もこのあたりの指導の重要性が分かっていないかもしれないのですよ。今指導しなければ先にどうなるのかまでイメージ出来ていないかもしれません。私としては「物の管理の甘さ」よりも「勝手な判断」を厳しく指導するべきだと思います。子どもが大人に尋ねるときは絶好の教育的機会ですからね。とまあ、言うのは簡単なのですが、実際はそう簡単にはいかないのです。しかし、意識することは大事ですね。

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