TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

参考書を読めるかどうか…

 中学生のときはまだなんとかなりますが、高校生になれば参考書を読めるかどうかがたいへん重要になります。真面目で、やる気があっても人から教えてもらわないと全く勉強が進まないようでは、大学入試は突破できません。きっちりと自学できる力がないと大学入試を突破できないのです。知らないこと、わからないことを全部教えてもらうとなれば、時間も金も膨大にかかります。誰にでも許されることではないですし、仮に、それが可能だとしても大学に入ってからはついていける訳がないので意味の無いことです。

 では、自学できる力とは何か、(学習習慣は当然すぎますので、ここでは触れません。)というと、辞書で調べたり本を読んで理解し、活字を読むことで学力を高めることができる力ですね。知らない単語を調べるくらいはそれほどのハードルではないですが、ある程度体系だった内容を本を読んで身につけるのはたいへんなことなのです。どれだけ詳しい参考書でも予備校の先生の解説には及びませんし、同じ内容でもやはり聞くほうが楽なのですよね。語彙力も理解力もある程度のレベルに達していないと簡単なことではないのです。高校入学時にこの力が急につくのでしょうか…もちろん年齢とともに理解力は上がりますが、自然に十分な力がつくわけがありません。これは長年培うべき力なのです。小学生や中学生のときに成績が良かったとしても、人から教えてもらえないと何もできなようではダメなのですよ。普段からしっかりと活字や文を読み、できればいろんな書物を読んでおきたいものです。

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