TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

やる気の出し方

 だいぶと前ですが、どこかの塾のCMで「やる気スイッチ」なんて言う言葉がはやりましたが、そんな便利なスイッチがあれば苦労はしません。また、塾に通うと先生が上手にやる気を引き出してくれると思っている人もたくさんいますが、塾の先生は神様でも魔法使いでもありまりませんから、百発百中でやる気を引き出すことができわけでもありません。相手は物ではありません。人間ですからそう簡単にはいかないのです。もちろん、一般の人よりはいろいろな方法を知っていますし技もありますが、絶対ではありません。

 さて、やる気の出し方ですが、最も大事なことは「血圧をあげる」ことですね。血圧が低い状態では思考も体もすべてが緩慢です。そんな状態でやる気になるわけがありません。ですから、ちょっとした行動で血圧をあげてやるといいのです。いきなり難易度の高いことや面倒なことはダメです。気軽に簡単にできることがいいですね。5分~10分程度の簡単な計算問題や国語や英語の音読をなどが極めて効果的です。ほんのわずか5分~10分で血圧が上がってすぐに気持ちに変化が現れます。それから本格的な勉強にかかればいいのです。できれば儀式のようの毎回の勉強のスタートはそういうものにすえばいいと思います。ちなみに、私はこれを狙って授業の最初に音読をすることがあります。

 

他にもいろいろな方法がありますが、次の3つのことも簡単で意外に効果的です。

 ①机や部屋を片付ける

 ②書店の学参コーナーへ行く

 ③勉強意識の高い友達と会話する

一つでも何からの効果があると思いますが、3つ全部実践すれば2週間程度やる気は維持できますよ。(たぶん)

 

とうことですから、何もしないでやる気など出るわけがないのです。とにかく行動に移すことが最も大事だと思います。ごちゃごちゃ言う前に動きましょう。

 

                           進学塾teTsu 塾長栗本博也