オープンキャンパスについて

 高校も大学も受験生に学校を理解してもらうために、オープンキャンパスを開くのが一般的になっている。あるいは、文化祭や行事に招待することもるだろう。奈良県の公立高校の場合はこのオープンキャンパスは、例年、8月中旬・末頃から10月頃にかけて行われる。8月だと塾の授業と重なることもあるのだが、塾を休んでオープンキャンパスに参加する生徒が多い。まあ、貴重な機会だから別に構わないが、学力の低い生徒の方がオープンキャンパスに参加したがる傾向がある。言うまでもなく、その間は勉強しなくていいからだ。明らかな現実逃避である。

 さて、それはともかく、このオープンキャンパスについて思うことはいくつかある。

一つは開催の時期である。この8月末ごろから10月頃というのが遅いのだ。だいたい進学校を志望する生徒は、遅くとも夏休みまでには志望が固まるのだ。特に上位になるともっと以前から志望校を決めている生徒が多い。志望校の決定に迷っているのであれば、オープンキャンパスに参加して参考にすることは意味のあることだと思う。しかし、志望校が決まっているのであれば、わざわざ貴重な時間を割いてオープンキャンパスに参加する必要はないのである。1時間でも貴重な受験生の過ごし方としては矛盾の塊となる。また、せっかく志望校が決まっていたのに、別の学校のオープンキャンパスに参加して志望校を変えてしまったというケースもある。「えっ?」て感じである。そんな簡単に変わるものか…1回のオープンキャンパスで…筋が通らないのである。そして、理由を尋ねると、「楽しかったから」と返答がある確率が高い。まあ、こんなことを言われてしまうのは、先生の指導不足であることは否めないが…

 ということで、学校の都合もあるだろうがオープンキャンパスはできれば春休みから夏休みまでに開催して欲しいと思っている。

 そして、もう一つ気になるのはオープンキャンパスの内容である。参加すると多くの生徒が「楽しい」と感じる内容になっている。1回限りだから楽しさを前面に出すのは仕方がないと思う。しかし、高校も大学も「勉強するところ」ということを忘れてはいないか…もっと、厳しい現実も見せるべきではないのか。そんなことさえ思うことがある。そして、もっと問題はその楽しいオープンキャンパスを経験した生徒が、「楽しいところ」だと思って入学することである。当たり前だが、楽しいことばかりではない。基本的に高等教育の場なのだからたいへんなのである。そんなお気軽な場所ではないのだ。しかし、その現実に幻滅してしまっている生徒も少なからずいるだろう。15歳、16歳にもなれば、その年齢なりに物事を深く見るべきだし、物事には表もあれば裏もあることを知り、様々な角度から物を見れるようにならないといけないのだ。いつまでもナイーブではいけない。

 しかし、生徒をナイーブに育ててしまっているのは周りの大人であることは忘れてはいけない。

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