TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

なかなかの難易度ですが、何をみるのか・・・

 かつては、中1の1学期の中間考査は本当に簡単なものでした。特に英語は100点取れてもおかしくない問題でしたね。数学も英語ほどでないですが、計算主体なのである程度のトレーニングを積めば高得点は難しくはありませんでした。しかし、それは過去のことです。今や、最初から結構難しかったりします。いろいろなことが変化していますから、当然と言えば当然ですね。最初の試験は簡単でないといけないという決まりなどありません。むしろ、「これが中学校の試験だ」と言わんばかりの難易度を示せばいいのです。とは言っても、最初の学習内容はやっぱり簡単な内容なので、難易度を上げるのは難しいといった側面もあります。それであれば、もう少し早く授業をすすめるべきなのですが、いろいろな事情があるようで難しいようです。

 

 さて、実際に出題された難しい問題を紹介します。英語のアルファベットに関する問題です。アルファベットの問題なのに難しいのですよ。

 

問題「どのような法則に基づいてアルファベットが並んでいるかを考え、次のアルファベットに続く3つのアルファベットを書きなさい。」

 1~4はまだ分かるのですが、5はかなり難しいです。

 ちなみに、このブログの都合上フォントがおかしのですが、

 5はCfI(アイ大文字)(エル小文字)Oと並んでいます。

大文字と小文字が混ざっていますが、文字がいくつ飛んでいるのかをか考えれば答えはでます。こういう問題は実際にアルファベットを26文字全部書きだしてみればすぐわかります。利口な生徒はすぐに書きだしてましたね。

 

1.ABCDE  FGH

2.NOPQR STU

3.yxwvu  tsr

4.HgFeD  cBa

5.CfIlO  vUx

 

 昔はこんな出題はありませんでした。これが最近の問題なのです。なかなか難しいですよね。しかし、気になるのはこの問題で英語のどういった力を確認するのかということですね。アルファベットの順番を理解しているかどうかを確認したいのであれば、こんなにややこしくする必要はないですからね。なかなか謎に満ちた問題です。

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