TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

ちびっ子の遊び

 私はちびっ子が好きです。特に3歳から5歳くらいまでの子供がもっともかわいいし、一緒に遊んでいても楽しいですね。言ったことを全て吸収しようとしますし、何をしてあげても喜んでいます。別に最新の玩具もタブレットも要らないのです。体一つで、鉛筆と紙1枚、いや部屋にあるざぶとん一枚、いや、別になんでもいいのです。身の回りの道具をおもちゃにして遊んであげるのです。大人がやることを子供はやりたがります。別にたいしたことではなくても、やっては喜ぶのです。その時の様子が最高にかわいいですね。もちろん、自分も子供のレベルに降りてやらなければなりません。そうやって子供と一緒に遊んでいる子供のことがよくわかりますし、また子供は利口になります。子供が気が付かないとことを大人が見せることで刺激になりますし、それを見た子ども自身が自分で何かを見つけようとするのです。

 子供が欲しがるおもちゃを与えておけば、子供は勝手に遊んでくれます。そうすると、親も楽ですし自分の時間を確保できます。でも、そういう子供はおもちゃがないと遊べなくなります。おもちゃがないと遊べないようでは、おもちゃや物を与え続けなければなりません。そういう子どもが利口に育つかどうかはわかりません。大切なのはおもちゃがなくても創意工夫をこらし遊べるようになることです。そのためには大人がしっかりと子供と向き合いおもちゃを持たずに遊ぶことを教えてやるべきなのです。べったりと教え込むのではなく、目の前で示してやるだけでも刺激になります。できれば何かを工作してやるといいでしょうね。物を作っている場面を目の当たりにするのは本当に大きな刺激になりますかね。娘たちが小さい時は私はよく「わくわくさん(ETV)」を真似して工作をしましたね。そんな時は自分も楽しいものです。

 今は、幼稚園児でもタブレットを触る時代です。たしかに、そういう時代ですから、生きていく上でIT機器が使えることは大事でしょう。でも、コンピューターやタブレットがなくてもいろいろできることの方が大事だと思います。