TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

意味のない受験

 全く勝算のない受験などしても意味がありません。「受かればラッキー」というような軽い気持ちの受験など言語道断です。時間の無駄としか言いようがありません。いい加減な軽い気持ちで受験をしてはいけないのです。受けるからにはある程度の可能性がなければなりません。完全に数値化はできませんが、合格可能性が10%を切るような受験は避けるべきです。(公立と私立で考え方が異なりますが)そして、受験をするからには絶対に受かるための作戦を立てるべきですし、徹底的にやらなければならないのです。しかし、意外と学校ではそのあたりが意識されていないような進路指導が見受けられます。(もちろん全てではありません。学校や先生によります)受かる可能性がほとんどない受験を促したり、無茶な受験をしようとるす生徒を思いとどまらせることができていないケースもたまにあります。奈良県の場合は特に特色選抜入試をめぐってこういったことが起こります。受かる可能のほとんどない特色選抜を受けるよりも、一般選抜に全精力を注いだ方がいい生徒は結構います。受験の前後の1週間から10日間は様々なロスが生まれます。その時間を一般選抜の勉強にあてることができればと思うことはよくあります。更に問題は無謀だと分かって受験しても、不合格がつきつけられると、やっぱりショックですし、いい気分はしません。それで自信を喪失したり、やる気を失う生徒もいます。そして、復帰するまで数日かかるというような好ましくない事態になるケースもあります。今までもそういう状況にある生徒をよく見てきました。

 ですから、本当に進路指導は難しいですし、受験というのは生徒にとっては本当に大きな存在なのです。15歳はまだまだ未熟です。その未熟さを考慮して慎重に進路指導にあたらないといけません。

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