TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

勉強の仕方 こんなふうに付箋を使うとは...

 正しい勉強の仕方や効率の良い勉強の仕方を教えてもらうことはもちろん大事だが、生徒自身が工夫をして自分にあった学習方法を見つけたり編み出すことも大事である。何度も壁にぶち当たり、できるだけ苦労して編み出すと尚良い。そうやって体得した勉強方法は単なる勉強方法で終わらない。物事を習得する上での大切なノウハウになっていくし、ひいては生きる力にさえなって行くのである。大いに苦労して体得して欲しいものだ。

 さて、今日、授業で目にしたのがこれである。6年の生徒が暗記のために付箋を使っていた。写真の通り、覚えるべきところに付箋を貼ってあるのである。この手の手法で最も一般的なのが誰しも経験がある「赤とか緑のマーカーで線を引き、上から緑または赤のシートをかぶせて見えなくするもの」だ。基本的にはそれと同じである。暗記の基本技術の一つがこの「遮断と再生」である。見ては隠してを繰り返す。その発想で生まれたものだが、なかなか面白いやり方だと思う。暗記が完了すれば付箋を外して捨てればいい。マーカーは一度塗ってしまうと消えないし。しかし、ごみが増えるし煩雑ではある。でも、いろいろ試すことは良いことである。その上でいいとこどりをすればいいし、使えるものを残していけばいいのである。それにしても、小6の段階でこういう方法を試しているのは素晴らしいことである。中学校に入れば更に発展させることができることだろう。今後が楽しみである。

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