TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

聞くことの大切さとラジオ

 勉強というのは新しい情報を手に入れることから始まる。もちろん、それには二つあって、書いてあるものを読むことと、人の話を聞くことである。年齢が低い時は書いてあるものを読んで情報を取得することは難しく、専ら聞くことに頼らなければならない。当然ながら授業も聞くことが中心だ。だから、聞く力が極めて重要になる。学力差はこの聴く力の差から生まれるのである。学力を鍛える上では勉強することはもちろん大事だが、日常的に聴く力を鍛える必要がある。日々の生活の中でこの聴く力をきっちりと鍛えていく必要があるのである。コミュニケーションを積極的に取ることはもちろんだが、やっぱり話を聞かせたいものである。そして、聞かせた話を再現させるといたことを頻繁にやると効果的である。うまく工夫してゲーム性を持たせれば楽しむことも可能だ。もちろん、堅苦しい話を長々と聞かせることもいいだろう。退屈な話を聞く経験も大事である。学校の授業は面白いものばかりはない。先生の朝礼の話もつまらなく感じるものもある。どんな話でもしっかり聞くことができる力を日々の正確で養うべきだと思う。(言うのは簡単なのは分かっていますが)

 

 さて、私が少年の頃(80年代)はラジオが結構な娯楽であり、情報端末としても一級品であった。頻繁にラジオを聞き情報を得たし、いろいろ想像し考えることも多かった。ラジオ講座で受験勉強をしたことさえもある。我々の年代はラジオを聞くことは当たり前のことであった。そして、このラジオを聞くことで聴く力と想像力を鍛えることができたのである。今の子供はどうか、恐らくラジオの存在さえ知らい子供が多いのではないか、またラジオは災害時に使うものと思っている子供もいるかもしれない。テレビ・ゲーム・ネット動画など、大半の子供は映像が娯楽であり情報源になっている。当然、頭の使い方は違うだろう。聞く力も必要だが、映像に助けられるので、聞く力の発達はそれほど見込めないに違いない。しかし、ラジオはそうはいかないだろう。ラジオは聞き洩らすと終わりだ。全く分からなくなる。だから、自然と聞く力が鍛えられるし、聞き方も身に付くのである。ということでラジオを見直すべきだと思っている。

 

 ところで、最近、私はiPhonePodcastでラジオをよく聞いているが、改めて、「情報の取得は聞くことから」ということを痛感している。聞くことは本当に大事である。

ちなみに、このPodcastは本当にすごい。良いアイディアだと思う。DLしておけばオフラインでも聞けるのがうれしい。そして、番組も多く驚くほどたくさんの情報を手に入れることができるし語学の勉強にも適している。結構なお勧めである。

 

 それにしても、驚くほど話を聞いていない子供がいる…

 

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