TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

今年も赤本の季節・・・

 受験校も確定し赤本に取り掛かる時期になった。やっぱり、赤本を見ると受験を実感するし、何よりも進学塾らしい雰囲気を感じるものだ。

 

 さて、赤本を解き始めると、生徒は一喜一憂する。できたりできなかったり…最初はなかなかできない。驚くほど低い点数になってしまうこともしばしば。しかし、解き続けているうちに、徐々に点数は上がっていく。そういうものである。だから、諦めずにがんばるしかない。

 

 ところで、赤本は過去問の問題集であるが、塾(先生)によっては異常なほど過去問に執着した指導をすることがある。赤本は最近の5年分の過去問が掲載されているが、それ以上にやらせるのである。10年分~20年分の過去問をコピーをして配布するのである。果たしてこれは適切な指導だろうか…同じ学校の問題でも10年以上も前のものは明らかに傾向が違うし、教科にもよるが古い問題は不適切なものもある。いうまでもなくベストな指導とは言えない。そもそも、偏り過ぎる指導は問題である。入試問題にも流行があり、新傾向にも備えるべきであろう。そうなると、様々な学校の新しい年度の問題をたくさん経験しておいた方が何かと有効である。頻出問題も良問も悪問も新傾向も全て経験して入試に臨むべきだと思う。そうすれば何が出されても怖くないし、万一の傾向の変化にも動じることはないのだ。

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進学塾teTsu

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冬期講習まだ間に合いますよ。